数年前にまとめたムササビとモモンガについてのトリビアをまとめておきます。
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ムササビはリスの仲間です。と言われても以前はピンとこなかったのですが小諸市動物園のイベント「ムササビお世話タイム」で間近でムササビをみてわかったのはやっぱりムササビはリスの仲間だ!ということ。
ムササビは思っていたよりでかいと言われます。実は大人のムササビは小柄なネコほどの大きさです。
ムササビは鳥のように空を飛ぶことはできません。木から木へ飛び移るとき両手足と尻尾の間にある飛膜を広げて滑空します。
手首にある針状軟骨によって腕の長さより大きく飛膜を張ることができます。針状軟骨は普段は腕に沿って折りたたまれていますが滑空する時に手首から90度外側に開いて飛膜を支えます。
ムササビとモモンガは近い仲間ですが別の種類の動物です。
ムササビ・モモンガの共通点
・リスの仲間
・夜行性
・木の上に住んでいます
・飛膜を広げて滑空します
・手首に針状軟骨があります
ムササビ・モモンガの違う点
・大きさが全然違います。
・ムササビは足から尾にかけての飛膜がより発達しています。
・モモンガの目は横に付いてますがムササビの目は前に付いていてネコのような顔をしています。
・ムササビは細長い円筒形のしっぽ。モモンガは平べったいしっぽ。
日本に生息するムササビとモモンガです。
ペットとして人気が高いフクロモモンガは名前に"モモンガ"と付くけどモモンガとは全く別の動物です。
フクロモモンガはふくろで子育てをする有袋類。コアラやカンガルーの仲間です。
木の上に住み飛膜があって滑空する、というモモンガと似た場所で似た生活をするので、違う仲間なのに似た姿をしています。