トウブハイイロリス
トウブハイイロリスには黒い子も多く見られます。一口に黒と言ってもよく見ると微妙に黒の出方が違っています。
イラスト左は背中や尻尾に赤茶の入ったさび色のリス。意外と綺麗です。
中央は漆黒のリス。腹や尻尾まで真っ黒です。
右は全体としては黒いけどよく見るとお腹に微妙に茶が入った色。背中に茶がまだらに入ってることもありますね。
動物の皮膚や毛が黒くなるのは生まれつきメラニン色素が多い個体が一定の割合で生まれ、ネコ科動物がよく知られています。クロヒョウとか。起こりやすいネコ科で全体の6%程度。なのでハイイロリスに限らずどんな動物でも黒変種というのは生まれます。
黒いハイイロリスは北方でより多く見られ更に都市近郊の方が自然豊富な田舎よりも多いようです。その理由には、黒い方が目立つので車を運転している人が避けやすいとか、天敵の攻撃を受けやすいけど都市近郊は天敵の数が少ないとか…いくつかの仮説がありますがはっきりとしたことはわかっていません。
---
Eastern Gray Squirrel(Sciurus carolinensis)'s melaninc forms have subtle difference when we carefully see. Rusty one, all black one, and brown belly one, etc.